NINO/ARASHI

【青の炎】蜷川監督×二宮和也の対談

2012.06.17 | Category : NINO/ARASHINo Comments » 

2003年ってことはこれってニノが20歳の時なのかな?
若いね。お肌なんてツルツルで、お手てが可愛くてまさにワンコ。
『青の炎』の後に『シブヤから遠く離れて』で舞台やってるんだよね。
蜷川さんに認めてもらえるって凄いよね。嬉しいよね。
若い頃のニノが演技のことを語っているのを聞けて
この対談はとても興味深いものでした。
今、蜷川監督とまたお仕事して対談したらどんな風になるのかなぁ。

― 初めて会ったとき(蜷川監督から見たニノの印象)
なんてひっそりした奴なんだろうと思った。
すぐ人と打ち解けないで、ちょっと距離感がある。
体温低いからさ、なつかないの。なつかない猫みたい。
「あ、もうこいつに決めた」って。
椅子に座ってさ会ってる時に思った。
なんとなくこの距離感がいいかなぁと。
で、それがすごい現代的に思えたんだよ。

ここらでニノそわそわ。そこに蜷川監督が「落ち着けよ」と。
そわそわ、そわそわ。かわいい若いニノ。

― 水槽のシーン
蜷)目がうるうるうる〜って、じわじわじわ〜って涙がこう
  湧き出てくるような、すごく新鮮なんだよな。
ニ)ちゃんと見えてたのがすごかったですね。
蜷)どうやってやってんの?にじむじゃない
ニ)なんですかねぇ。なんか、あのぉ、感情的になってるんすかね。
  なんかセリフとかもそうなんですけど、その、頭のなかに、
  その…右脳と左脳じゃないんですけど、
  その奥らへんに感情っていう枠があってそこの記憶で覚えるんですよ。
  セリフって。だから抜けないセリフもあるし、その…
  そこに沸点じゃないんですけど、自分が一番盛り上がるところに
  パコンて当てたりするといきなり泣けちゃったりとか…。
  するのは、なんかありましたね。
蜷)才能あるんだ。
ニ)才能じゃない…(笑)
〜中略〜
ニ)職員室が大変でしたね。
  やってていちばん気持ち良かったですけど。
蜷)あのシーンみて「よし、二宮くんに舞台やらせよう」って思った。
  あれだけの大人相手にたったひとりで全状況を引き受けて、
  戦って去って行く。
  もちろん役としても必死に大人達に立ち向かって行くんだけど
  俳優としても全員相手にやって行かなきゃいけないから大変だったと思う。
蜷)1回NG出したんだよな?
ニ)そうですね。あそこはだって大変でしたもん。あの…
  「最後にもう一度だけ言いますって。
  働いているコンビニにニシオカタクヤが入って来てつきだして
  金を出せって言って…死にましたそれだけのことだけです」
  っていう、にぃ、しぃ、六行。
  を一気にばーって言いたかったんですよ。
  どっかでね息を吸っちゃって、それでいつも
  「あ、違う」って思って、いつも間違えてたんですけど。
  でもね、やってる時はすごく気持ちいいんですよ、やっぱり。
  大人の人に囲まれてやるのは。
  なんかね、変な、なんだろうなぁ。
  優越感…じゃないけどそれに似たような感覚にそう…なるんですよ。

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