RECORD
猿の惑星:創世記(ジェネシス)
2011年
監督:ルパート・ワイアット
出演:ジェームズ・フランコ/フリーダ・ピント/アンディ・サーキス
『これは 人類への 警鐘』
猿の惑星とは全く別の映画として捉えた方がいいかも。
まずCGが凄い。それから人間ドラマとして成り立っている所が良かった。
どんどん感情が人間に近づいてきて、自分は何なの?
対等じゃないの?ペットなの?何?
って思ってしまうシーザー(チンパンジー)の感情がとても痛く…。
施設に入れられちゃって、帰りたくて、
自分の家を思い出して壁に窓の絵を描いて寄り添い思い出すシーンは切ない。
テンポも良くラストが読めてしまうんだけど、
最後ハグで別れるシーンはなかなか良かった。
まさか○○○○とは…!と思ったけども(笑)
あと、小さいときのシーザーがとてもかわいかった。
こういうことってこれからありえそうで少し怖いかな。
スマグラー おまえの未来を運べ
2011年
監督:石井克人
出演:妻夫木聡/安藤政信/永瀬正敏/松雪泰子/満島ひかり
『この荷物は、おまえより重い。』
実頼りない妻夫木くんに、美しい殺し屋の安藤くん、渋い永瀬さん。
印象はタランティーノ×ジョン・ウー(笑)って感じ。
とてもバイオレンス。
アクションシーンはかっこよく、
拷問シーンは高嶋政宏の演技がぶっ飛んでてすごかった。
これって原作があるらしいですね。
私は見たことないから原作ファンからするとどうだかは分かりませんが、
映画だけみた感想は『面白い』です。
安藤くん×妻夫木君で69のノリで見るとイタい目合いますのでご注意を。
アメリカン・クライム
2007年
監督:トミー・オヘイヴァー
出演:キャサリン・キーナー/エレン・ペイジ/ジェームズ・フランコ
『その時、少女に何が起こったのか。』
1965年、アメリカ・インディアナ州。
1人の女性に預けられた、仲の良い姉妹。
姉はなぜ、その小さな命を弄ばれたのか。
妹はなぜ、その小さな体を震わせたのか。
その真実が、今ここに明らかとなる……。
アメリカで実際に起きた“最も残忍で恐ろしい犯罪”を忠実に映像化!
*
実際に起きた事件が元になっているらしい。
途中に挟まれる裁判の様子での会話等は
どうやら実際の証言を再現しているみたい。
最初こそ、60年代の雰囲気が素敵!と思いましたが
これは…後味の悪すぎる映画でした。
そして見ているのがツラくて胸が痛くなる。
目を逸らしたくなるような内容。
子ども達は、どうして虐待をしてしまったのか、
みんなが口を揃えて「わかりません」と証言する。
集団心理というのか、みんなやってるから、嘘つきは悪い事だからと
なにも疑いもせずに加わっている。恐ろしいです。
隣の人達が「関わるのはやめよう」なんて思わずに
警察に話していればよかったものの。
最後の何分間か、家を脱出して両親の元に戻って…。
ホッとしたのもつかの間、
それは死ぬ間際にシルビアがみた希望であって。
このシーンがあるからこそ、この映画の切なさが
より一層感じられるというか。救われてるんだよなぁ。
恐怖や痛みツラさの中にも美しさがあった、最後のシーンは。
エレン・ペイジの演技は素晴らしかったよ。
気になったので、この事件のことについて調べてみたら
実際はもっと酷い事しているらしく。
こんな事件は二度と起きない事を祈りたいですね。
「女子高生コンクリート詰め殺人事件」と同じくらいの
衝撃をうけた作品でした。
GANTZ
監督:佐藤信介
出演:二宮和也/松山ケンイチ/吉高由里子/本郷奏多
まずは「GANTZ」から。
原作が大好きなので映画やると聞いた時は「できるの?」
「えっ、ニノが玄野くん!イメージぴったり」と思って。
でも実際みてみたら…うーん、ごめんなさい。
ニノ出てなかったら観なかったかも。面白いんだよ。
けど、どうしても原作とあれこれ比べてしまう。
なんとなく中途半端なの。
このセリフこの星人に言わせるか、とかそんな感じ。
とか色々書きましたが、忠実に出来てた気がする。
最後の「行こう」ってセリフはニノのアドリブなんだってね。
つづいて「GANTZ PERFECT ANSWER」
こっちは完全にオリジナル。私はPAの方が好きです。
あのラストは意見色々なんだろうけど、私はうーんでした。
一番の盛り上がりどころは地下鉄でのシーン。
邦画のアクションものとしてはかなり面白いと思った。
PAから出てた緑友利恵ちゃんともう一人の女の子がいい味だしてた。
黒服の綾野剛は不気味さが怖い!
ただなんといってもニノがかっこよくて…!
電車からホームに飛び出ちゃって、
ホーム走ってまた電車に戻るシーンを何十回リピしたことか!
玄野とニセ加藤と加藤の対決もなかなか。
玄野くんとたえちゃんのシーンは切なかったな。
自分的にPAはニノがあるワードを言ってる、って所が
萌えポイントなんですが♥これも何十回もリピ。
思わぬ収穫で一人ニヤニヤしてましたよ。ふふ。
本編じゃないけどメイキングは必見!
GANTZ ★★☆☆☆
GANTZ PERFECT ANSWER ★★★☆☆
ニノ ★★★★★(笑)
ケース39
『異常なまでの恐怖映像がついに日本解禁』
監督:クリスチャン・アルバート
出演:レニー・ゼルウィガー/ジョデル・フェルランド/イアン・マクシェーン
キャッチコピーは無視するとしてw
何の情報も仕入れないまま観たので結構面白かった。
最初の方は虐待モノだと思って子供になんてことを!
って思ってたけど、いやいや、そんなこと思っちゃダメな内容だった。
子役の子があれなのね。って分かった時点で大体のストーリーが
分かってしまうのが残念だけど、まあ、そこそこ楽しめた。
『エスター』に似てる。ただこっちはオーメン的な感じだけれど。
ブラッドリー・クーパーがちょこっと出ていて、
目とか口から蜂がうじゃうじゃ出てくるシーンは気持ち悪すぎた。
あんまり蜂に見えなかったけど…。虫はだめだ。
★★★☆☆