LIFE

クッキー、ありがとう。

2012.06.09 | Category : LIFENo Comments » 

20120609

2012年6月8日(金) 19時40分頃。
愛猫クッキーが永眠しました。
来月の7月27日の誕生日が来れば16歳でした。
15年11ヵ月。長生きしてくれてありがとね。

前日の木曜日、私が帰宅するとどこにいても、必ず出てきてくれたのに
それがなかった。ピアノの下から出てこようとせず
ぐったりしてた。頭を撫でたら大きい声で「にゃぁ!」と一言。
それが声を聞いた最後だった。
きっと最後の力を振り絞って声を聞かせてくれたんだと思う。
いつまでもその声、忘れないからね。

それからは本当にぐったりしてしまって、
水も飲まない・ご飯も食べてない・トイレも行ってないみたいで
なんとかして水を飲ませようといつもの水入れを目の前に置くと
飲む気はあるみたいで顔を近づけるんだけど飲めないみたい。
大好きな牛乳もあげてみるけどやっぱり同じで。
指に付けて口に付けてあげてもダメ。
この時にはもう、2・3歩しか歩けない状態で…。
とにかく片っ端から病院に電話してみるけれどどこも出ない。
心配で、眠る事もできなくて、とにかく一晩中ずっと側についてた。

次の日(金曜)、父がなんとか都合をつけてくれて朝イチで病院へ。
私は打ち合わせが入っていたので泣く泣く出社。
思えばこの時、休んで私が連れて行ってあげればよかった。

父から電話で病状を聞く。お医者さん曰く、

「急性腎不全でかなりの重症。良くなる可能性は皆無じゃないけど
限りなくゼロに近い。覚悟しておいてほしい」

とりあえずその日は点滴して様子を見るからと面会謝絶。
次の日の17時からなら面会できるということだった。
仕事が手につかなくて、申し訳ないけれど早退させてもらった。
家に帰って詳しい話を聞くと、血液検査の結果、
数値が見た事もないくらい高いとのこと。
泣きながらネットで色々調べて、かなりの重症(それも末期)
ということに呆然とした。

病院から電話がこなければ、まだ大丈夫。頑張って生きてる。
って思って祈ってたけどダメだった。
どんなにわがまま言ってでも家に連れて帰ってくればよかった。
そうしたら最後を看取れたのに。

息を引き取ったあと、クッキーを迎えに行った。
目が開いたままで、今にも起き上がりそうだけど
小さい体は冷たくて、「あぁ、ほんとに死んじゃったんだな」と。
あと1ヵ月、早く病院に連れて行ってればよかった。
急性腎不全のサインを出していたのに気づけなくてごめんね。

クッキーを飼い始めたのは私が中2の時。
ひと目惚れして「欲しい、欲しい!」と言っていた私に
母が買ってくれた。
当時、不登校だった私はほんとにほんとに嬉しくて、
いつもクッキーと一緒に居て。
その年の秋、母が病気になって、私が高2の時に他界。

哀しいときも、寂しいときも、辛いときも、嬉しいときも
いつも一緒に居てくれたクッキー。
泣いていると何かを察するのか、側に来てすりすりしてくれた。
抱かれるのが嫌いで、でもたまーにおとなしく抱かれたりして
ツンデレな子だった。笑
グリーンのくりくりした、まんまるな目で、
いつも目をキラキラさせてた。
チーズとヨーグルトと甘いものが大好きで。
病気ひとつした事のない、元気な子だった。
今思えば、3ヵ月前からは2階の私の部屋には上がってこなかった。
きっともう、この頃から調子が悪かったのかも。

大事な大事な家族で、大切な親友。
大好きだったよ。一緒に過ごせた15年11ヵ月は大切な宝物。
私は一緒に居られて幸せだったけど、
クッキーは幸せだったかな?
今頃きっと、先に天国に逝ってるお母さんと会えてるかな。
次に逢える時まで、クッキーの分まで頑張るから見守っててね。

明日(10日・日曜日)、
火葬してしまうので一緒に居られるのは今日が最後。
手には大好きだったチーズをいっぱい持たせてあげた。

届いたら一緒に観ようね。って約束してた
嵐の「Your Eyes」これから一緒にみよう。
いつも嵐をニノを一緒にみてたから、きっとクッキーもニノ担だよね?笑
時間が許す限り、一緒に居て、一緒にニノを嵐を見よう。
いつもの定位置で。いつも通りの時間を過ごそう。

まだ気持ちの整理ができていないけれど、
今思ってる事、忘れたくないから書きました。
自分が思っていたより、今は落ち着いています。
金曜日は目が腫れるくらいずーっと泣いていて、
書いてる今も、ぼーっと撫でながらクッキーをみてる時も
まだまだ涙は出てくるけど、今はいっぱい泣こうと思う。

明日からのクッキーが居ない生活がどんなものになるのか
全然想像つかないけれど、今はこの現実を受け止めなきゃ。

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