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アメリカン・クライム

2012.06.24 | Category : RECORDNo Comments » 

アメリカン・クライム [DVD]

2007年
監督:トミー・オヘイヴァー
出演:キャサリン・キーナー/エレン・ペイジ/ジェームズ・フランコ

『その時、少女に何が起こったのか。』

1965年、アメリカ・インディアナ州。
1人の女性に預けられた、仲の良い姉妹。
姉はなぜ、その小さな命を弄ばれたのか。
妹はなぜ、その小さな体を震わせたのか。
その真実が、今ここに明らかとなる……。
アメリカで実際に起きた“最も残忍で恐ろしい犯罪”を忠実に映像化!

実際に起きた事件が元になっているらしい。
途中に挟まれる裁判の様子での会話等は
どうやら実際の証言を再現しているみたい。

最初こそ、60年代の雰囲気が素敵!と思いましたが
これは…後味の悪すぎる映画でした。
そして見ているのがツラくて胸が痛くなる。
目を逸らしたくなるような内容。

子ども達は、どうして虐待をしてしまったのか、
みんなが口を揃えて「わかりません」と証言する。
集団心理というのか、みんなやってるから、嘘つきは悪い事だからと
なにも疑いもせずに加わっている。恐ろしいです。
隣の人達が「関わるのはやめよう」なんて思わずに
警察に話していればよかったものの。

最後の何分間か、家を脱出して両親の元に戻って…。
ホッとしたのもつかの間、
それは死ぬ間際にシルビアがみた希望であって。
このシーンがあるからこそ、この映画の切なさが
より一層感じられるというか。救われてるんだよなぁ。
恐怖や痛みツラさの中にも美しさがあった、最後のシーンは。
エレン・ペイジの演技は素晴らしかったよ。

気になったので、この事件のことについて調べてみたら
実際はもっと酷い事しているらしく。
こんな事件は二度と起きない事を祈りたいですね。
「女子高生コンクリート詰め殺人事件」と同じくらいの
衝撃をうけた作品でした。

ガートルード・バニシェフスキー事件

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